路線価による土地の評価額と路線価の決まり方
相続や贈与では土地の「時価」を求めて、それを参考に税金などを計算します。 このときの基準となるのが「路線価(ろせんか)」です。 この路線価は、だれがどのように決めるのでしょうか? 路線価とは 国や地方自治体が定期的に公表する、土地の公的な価格の一つです。 相続税を計算する際に使われるため、「相続税評価額」とも呼ばれます。 国税庁が原則、毎年1月1日時点の土地の価格を判定し、7月上旬に公表します。...
View Article定年退職後の健康保険は、任意継続か国民健康保険か扶養家族
会社を定年退職した後、健康保険についてどうすればいいか悩んでいる方は少なくないと思います。 選択肢は限られているうえ、手続き期間も思ったより短いので事前に調べて検討しておく必要があります。 日本は、保険証があれば、費用の一部を負担するだけで医療機関にかかることができる「国民皆保険制度」を 導入しています。...
View Article共有持ち分の相続空き家売却の譲渡所得の特別控除
相続した空き家を売却した場合の税金 例) 親の財産を、子供二人が2分の1ずつ相続した場合を考えてみましょう。 たとえば、家と敷地を自分と兄弟が2分の1ずつ相続しました。 空き家なので売却予定で譲渡所得(売却益)は、約4000万円ほど発生しそうです。 譲渡所得の3000万円控除の特例を使っても納税が発生するのかどうか? 相続空き家の譲渡所得の3000万円特別控除...
View Articleインボイス(適格請求書)制度と消費税
インボイス制度(適格請求書等保存方式)とは? インボイスって何でしょうか? インボイスとは適格請求書のことです。 適格請求書(インボイス)とは、売手が買手に対して、正確な適用税率や消費税額等を伝えるものです。 具体的にいいますと、「区分記載請求書」に「登録番号」、「適用税率」及び「消費税額等」の記載が追加された書類やデータのことをいいます。...
View Article生命保険金を相続対策に活用
死亡保険金を使って遺産分割を公平に 相続を経験されたことのある方には、「保険金があって助かった」と感じた方も多くいらっしゃいます。 親が亡くなり、遺産分割で他の相続人と揉めることはよくある話です。 相続では相続人が遺産の取り分を巡って対立するなどのトラブルが起きることが少なくありません。 ここで、知っておきたいのが死亡保険金の活用です。...
View Article税務署からのお尋ねが来たりお問い合わせがあったら?
税務署からのお尋ねは早めに対応 税務署から連絡があり、税金に関する質問を受けたり、関係書類の提出を求められたりすることがあります。 「お尋ね」と呼ばれ、税務署からお手元に書類や手紙が届いたり、直接税務職員から電話連絡があったりします。 税務署からはどのような方法で連絡があるのでしょうか? 通常は、電話がかかってきたり、手紙が届きます。 問い合わせの内容は様々です。...
View Article空き家にかかる固定資産税などの維持費
全国で空き家は増加 少子化などが原因で、空き家が全国で増え続けています。 人が住んでいなくても、税金や建物の保守にお金がかかります。 既に空き家を抱える人だけでなく、継ぐ人のいない家の住人やその家族も、維持費がどのくらい かかるのか事前に知っておく必要があります。 総務省が5年ごとに実施する住宅・土地統計調査によると、2018年に848万戸以上となり、...
View Article住宅ローン控除と夫婦共働きのペアローン、連帯債務と連帯保証
夫婦2人で住宅ローンを組む 共働き世帯の増加とともに夫婦2人で住宅ローンを借りる方が増えています。 1人でローンを組むよりも借入額を増やすことができたり、住宅ローン控除を2人分利用できたりする利点があります。 背景には物件価格の上昇があります。特に目立つのはマンションです。 コロナ禍で大規模な金融緩和が続き、投資資金が不動産市場全体に流入したことも影響していると考えられます。...
View Articleインボイス制度と2割特例
インボイス制度の概要 インボイス制度とは、、、 <売上請求側(売上側)> 売上請求側であるインボイス登録事業者は、支払側(仕入側)である取引相手(課税事業者)から求められたときは、インボイスを交付しなければなりません(また、交付したインボイスの写しを保存しておく必要があります)。 <支払側(仕入側)>...
View Article年末調整と社会保険料控除、扶養控除、所得金額調整控除
年末調整で書類の書き漏れや、記載誤りのために、税金の払いすぎになってしまうケースがあります。 払い過ぎた税金を取り戻せることが多い「年末調整」という手続き。 大事な作業ですが、よく理解しないまま書類に書き込んでいる人も多くみられます。よくある「書き漏らし」のミスを紹介しますので、ご自身が税金を払い過ぎていないかチェックしてみましょう。...
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